昭和33年5月、青い窓の会は福島県郡山の地に誕生しました。
地元に育ち、一緒に遊んだ幼なじみの仲間たち4人は、昔話をしながら子どもの頃に遊んだ思い出の場所や自然が、近代化により次々と姿を消していくことを残念に思っていました。
子どもたちが自由にのびのびと夢を描ける場所をつくりたい...「子どもたちの素直で自由な心から生まれた詩を募集しよう。」と、文学好きなひろちゃん、「それならお店のショーウィンドーに詩を飾ろうよ。」とお饅頭屋さんのようちゃんが提案、ひろちゃんが詩を選び、絵描きのみっちゃんが絵を描き、看板屋のけんちゃんが詩のウィンドーディスプレイを担当しました。そして『こどもの夢の青い窓』という詩集を創刊したのです。子どもたちの生き生きとした言葉からは、毎日の生活の中で生まれた 感動や発見が伝わってきます。
大人も子どもも心の声に耳をすまし、人間の素晴らしさに気づけたら...そんな願いがこめられた青い窓の活動は半世紀にわたり続けられています。